介護業界は、人材不足が問題となっており、早急な改善が求められています。しかし、これは就職することが簡単であることを意味しません。就職したくても面接官を納得させるだけの志望動機が必要となります。
では、一体どのような点に気を付ければいいのでしょうか。志望動機の作成には、2つのポイントがあります。まず1つ目は、介護業界で働こうと思った動機です。よく言われるように、この業界では高い報酬は期待できません。更に、肉体労働も多く大変な仕事だと言えます。そのため、業界の現実を知らずに働いてしまうとすぐに辞めてしまう人が少なくありません。施設としては長く働いてくれる人を求めているので、早く辞めてしまうような人を出来る限り面接で落とすようにしているようです。なので動機は非常に重要視されるようです。自分本位の動機よりも、困っている人のために貢献したい、というような動機が望ましいでしょう。
2つ目は、施設への動機です。つまり、数多くの施設がある中で、なぜその施設で働こうと思ったのかということです。なぜ施設への動機が必要になるかというと、介護業界には数多くの施設がありますが、どの施設にもそれぞれの理念があり、考え方が異なるからです。もし、施設の考え方と従業員の考え方が異なるとどちらにとっても居心地がよくありません。時には、意見の対立が発生することもあるでしょう。そうなってしまうと、従業員は施設を去っていく可能性があります。施設は、出来る限り長く勤めてくれる人を求めているので、考え方が異なる人はあまり採用されないようです。そのため志望動機では、施設の理念と自分の考え方が合っていることをアピールすると良いでしょう。